ノギスは円柱状の棒材の太さや、パイプの内径、段差などを高い精度で計測できる工具です。このページではノギスの使い方や目盛りの読み方を説明します。
目盛りの見方
ノギスは本体とスライド部分の両方に目盛りがついています。スライド側の”0″の位置が本体の目盛りで合わさったところが計測値になります。多くのノギスはさらに0コンマ以下の数値も読めるようになっています。0コンマ以下の数値は、本体の目盛りとスライダの目盛りが”一番まっすぐに合わさった値”になります。
上の写真の場合だとスライダの”0″が本体の21mmを少し越えたところにあり、上下の目盛りが一番まっすぐに合わさっている線がスライダの”4″と”5″の間の線になるので、最終的な計測値は「21.45mm」となります。
外径を測る
大きい方のクチバシで材料を挟む
内径を測る
小さい方のクチバシを穴の中で開く
深さを測る
クチバシの反対側で計る
段差を測る
ノギスの頭をずらして計る